施工管理の資格7種類|取得順と1級・2級の違いを未経験向けに解説

資格・スキル

施工管理の資格7種類|取得順と1級・2級の違いを未経験向けに解説

施工管理として働くことを決めたものの、「どの資格から取ればいいのか分からない」「自分に合った資格取得のルートは?」と悩んでいませんか?

施工管理技士の資格は7種類あり、それぞれに1級・2級が存在します。
未経験から始める場合、どの順番で取得するかによって、その後のキャリアや年収が大きく変わってくるのです。

この記事では、施工管理の資格取得順を決めるための判断軸と、パターン別のおすすめルートを詳しく解説します。
転職先企業の特徴や、あなた自身のキャリアゴールに合わせた最適な取得戦略が見つかるはずです。

資格取得は、施工管理としてのキャリアを築く上で避けて通れない道です。
しかし、正しい順番で計画的に取得すれば、効率的にスキルアップでき、年収アップや昇進のチャンスも広がります。
これから施工管理の世界に飛び込もうとしているあなたに、最適な資格取得のロードマップをお届けします。

▶この記事では未経験から取るべき資格の順番を判断軸とパターン別に整理していますが、「自分の場合はどの資格から取れば、狙う会社や年収に近づけるのか具体的に知りたい」という方は、転職支援サービスを活用するのも有効な方法です。建設業界に詳しいプロに相談しながら、あなたの経験と目指すキャリアに合った資格取得ルートを整理できます。

施工管理,資格,順番

目次

目次を閉じる

施工管理の資格とは?取得順を考える前に知っておくべき基礎知識

施工管理として働くうえで、資格取得は避けて通れない道です。
しかし、「どの資格から取ればいいのか」「そもそもどんな資格があるのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、資格取得の順番を考える前に押さえておくべき基礎知識を解説します。
まずは施工管理技士の全体像を理解することで、自分に最適な取得ルートが見えてきます。

まずは未資格で施工管理にチャレンジしてみたいと考えている方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

施工管理,資格,順番

施工管理の資格一覧【7種類×1級・2級を早見表で整理】

施工管理の国家資格「施工管理技士」は、建設工事の種類に応じて7種類に分かれ、それぞれに1級・2級があります。

合計14資格の全体像を、対象工事・活躍の場とあわせて一覧で整理します。
まずはここで、自分が目指す分野の見当をつけてください。

資格名 対象工事 主な活躍の場
建築施工管理技士建築工事全般住宅、マンション、ビル建設
土木施工管理技士土木工事全般道路、橋梁、ダム、トンネル
電気工事施工管理技士電気設備工事送電設備、照明、配線工事
管工事施工管理技士配管・空調工事給排水、空調、ガス配管
造園施工管理技士造園・緑化工事公園、庭園、道路緑化
建設機械施工管理技士建設機械を使用する工事土木工事、重機を使う現場
電気通信工事施工管理技士通信設備工事LAN設置、基地局、通信インフラ

この7種類はすべて国土交通省が所管する技術検定で、合格すると「施工管理技士」または「施工管理技士補」の称号が得られます。どの種目を選ぶかで今後のキャリアの方向性が決まるため、後述する「取得順の判断軸」とあわせて検討するのがおすすめです。

出典:国土交通省「技術検定制度・技術者制度」

1級と2級で何が変わる?|監理技術者・主任技術者の配置要件で理解する

施工管理技士の1級と2級の最大の違いは、建設業法上の技術者配置で担える範囲です。
取得順を考えるうえでも重要なので、ここを正確に押さえておきましょう。

担える立場 配置が必要になる主な場面
2級 主任技術者
(一般建設業の専任技術者)
建設業許可業者が請け負う工事の現場に配置される主任技術者。一般建設業の営業所の専任技術者にもなれる。
1級 監理技術者・主任技術者
(特定建設業の専任技術者)
2級の範囲に加え、下請契約の総額が5,000万円(建築一式は8,000万円)以上となる元請工事に必須の監理技術者を担える。
よくある誤解に注意:「主任技術者はすべての工事で必要」と説明されることがありますが、正確には建設業の許可を受けた業者が請け負う工事で配置が求められるものです。工事規模や契約形態によって、主任技術者・監理技術者のどちらが必要かが変わります。受注する工事の性質で判断される点を押さえておきましょう。

つまり、2級でも現場の主任技術者として十分に活躍できます

まず2級で現場責任者の要件を満たし、実務経験を積んでから1級で監理技術者へ、という流れが未経験からの王道です。
この考え方は、後述の「取得順の判断軸」の土台になります。

出典:国土交通省「監理技術者制度運用マニュアル」

令和6年度の受検資格改正で「取得順」の考え方はどう変わったか

令和6年度(2024年度)から施工管理技術検定の受検資格が見直され、未経験者の資格取得順の“最適解”そのものが変わりました

ここは、単なる制度紹介ではなく「取得順」を扱う本記事だからこそ深掘りする価値がある論点です。


改正のポイント:第一次検定が実務経験なしで受けられる

従来は受検に一定の実務経験が必要でしたが、現在は次のように変わっています。

検定 受検資格(改正後)
第一次検定2級は17歳以上、1級は19歳以上であれば実務経験なしで受検可能
第二次検定第一次検定合格後、必要な実務経験を積んでから受検(種目・級で年数が異なる)

「取得順」への影響:入口が“技士補の先取り”に変わった

この改正で、未経験者は入社直後から第一次検定に挑戦し、合格すれば「施工管理技士補」を先に取得できるようになりました。

従来のように「実務経験を積んでから初受検」ではなく、技士補で資格実績を作りながら実務経験を積み、第二次検定で技士へという順番が現実的な最短ルートになっています。

そのため本記事がすすめる取得順の起点は、「まず担当分野の2級 第一次検定に合格して技士補になる」ことです。
改正前の記事や情報の“順番”をそのまま真似ると遠回りになる可能性があるため、注意してください。

経過措置に注意:令和6年度〜令和10年度は経過措置期間で、旧受検資格と新受検資格のいずれかを選択できます。すでに実務経験を満たしている方は旧要件のまま受検を続けることも可能です。令和11年度以降は新受検資格に一本化される見込みのため、受検スケジュールは早めに確認しましょう。

施工管理技士の合格率と難易度|種目・級・年度で見る

「施工管理技士はどれくらい難しいのか」は、資格選びで最も気になるポイントです。

ただし合格率は種目・級・年度で大きく変わるため、「施工管理技士は◯%」と一括りにするのは正確ではありません。
代表例として、受検者数の多い建築・土木の1級一次検定の実データを示します。

検定(代表例) 合格率の目安 難易度の見方
1級建築施工管理技士 第一次検定40%台知識中心。範囲が広く油断は禁物
1級土木施工管理技士 第一次検定40%台受検者は実務経験者中心のため数字以上に手強い
各種目 第二次検定おおむね40%前後経験記述など実務前提。第一次とは対策が別物
合格率の読み方のコツ:施工管理技士は「そもそも実務経験者しか受けない検定(第二次)」が含まれるため、合格率が4割あっても実質難易度は高めです。逆に、自分が日常業務で携わっている工事の種目ほど、実務経験が試験勉強に直結して有利になります。合格率の数字だけでなく「自分の実務との近さ」で選ぶのが、遠回りしないコツです。

種目別・年度別の詳しい合格率や勉強時間の目安は、それぞれの資格の個別記事で解説しています。あわせてご覧ください。

出典:一般財団法人建設業振興基金「1級建築施工管理技術検定のご案内」一般財団法人全国建設研修センター

【初学者必見】1級土木施工管理技士の勉強時間と学習計画|2026年最新データ 【2026最新】1級土木施工管理技士は難しい?合格率・勉強時間と有利な転職戦略 施工管理技士2級の合格率を徹底解説!効率的な勉強法と合格のポイント

施工管理技士以外に取っておきたい関連資格

施工管理のキャリアを広げる資格は、施工管理技士だけではありません。
担当分野に応じて、次のような資格を組み合わせると市場価値が高まります。取得順を考える際の“2枚目のカード”として押さえておきましょう。

資格 相性のよい分野 特徴
建築士(1級・2級)建築施工管理図面理解・設計知識を示せる。施工管理技士と別軸の専門性
第二種電気工事士電気・設備系施工管理受験資格の制限がなく、若手でも挑戦しやすい入口資格
電気主任技術者(電験)プラント・ビル設備電気設備の保安監督。設備寄りのキャリアを深めたい人向け
測量士・測量士補土木施工管理道路・造成・インフラ工事の位置出しに直結。土木と好相性
建設業経理士全分野(管理部門)原価・利益管理の視点を証明。工程だけでなく収支も見られる人材に
玉掛け技能講習/職長・安全衛生責任者教育全分野(現場安全)資格ではなく講習だが、現場の安全管理の理解を示せる

まずは自分の担当分野の施工管理技士を軸に据え、そのうえで実務に近い関連資格を足していくのが基本戦略です。

施工管理の資格取得順を決める3つの判断軸

資格取得の順番を決める際、闇雲に「人気があるから」「簡単そうだから」という理由で選ぶのは得策ではありません。

あなたのキャリアゴール、働く環境、将来の展望を踏まえて戦略的に決めることが重要です。
ここでは、資格取得順を決めるための3つの判断軸をご紹介します。
この判断軸を使えば、自分に最適な取得ルートが見えてくるはずです。

こちらの記事では、施工管理のキャリアアップについて詳しく解説しています。
気になる方は、あわせてチェックしてみましょう。

施工管理,資格,順番

【判断軸1】あなたが携わりたい工事の種類で選ぶ

最も基本的な判断軸は、「どんな工事に携わりたいか」です。
転職先の企業がどのような工事を手がけているかによって、優先すべき資格は変わってきます。
希望する仕事内容 おすすめの資格 理由
住宅やビルの建設建築施工管理技士最も求人数が多く、汎用性が高い
道路・橋・トンネル建設土木施工管理技士公共工事・インフラ整備で必須
ビルの設備工事管工事施工管理技士空調・配管の専門性が活かせる
電気設備の施工電気工事施工管理技士電気工事業界で高く評価される
通信インフラ整備電気通信工事施工管理技士5G・データセンターなど将来性大
公園・緑地の整備造園施工管理技士都市緑化で需要が増加中

   
転職先の企業がゼネコンで建築工事を中心に手がけているなら、建築施工管理技士を優先すべきです。
逆に、公共工事を多く受注している企業であれば、土木施工管理技士の方が活躍の場が広がります。

また、設備工事会社であれば管工事や電気工事施工管理技士が重宝されるでしょう。
自分が所属する(または所属予定の)企業の事業内容をよく確認し、そこで最も需要のある資格から取得するのが賢明です。

【判断軸2】将来のキャリアゴールから逆算する

5年後、10年後にどうなっていたいかを考えることも、資格取得順を決める重要な要素になります。
  • 早期に年収アップを目指す:需要が高く、資格手当が厚い建築または土木施工管理技士を優先
  • 独立開業を視野に入れる:複数の資格を計画的に取得し、幅広い工事に対応できる体制を整える
  • 大規模プロジェクトに携わりたい:2級よりも1級取得を早期に目指し、監理技術者を狙う
  • 専門性を極める:1つの分野に特化し、その分野でのエキスパートとして地位を確立する

たとえば、将来的に独立して建設会社を経営したいと考えているなら、建築施工管理技士だけでなく、土木や設備系の資格も取得しておくと仕事の幅が広がります。

一方、特定の分野でスペシャリストとして活躍したいなら、1つの資格で1級まで取得し、その分野での実績を積み上げる方が効果的でしょう。
キャリアゴールを明確にすることで、どの資格をいつ取得すべきかが自然と見えてきます。

【判断軸3】資格の難易度と取得にかかる期間を考慮

資格によって難易度や合格率は異なります。自分の学習時間や仕事の忙しさを考慮して、現実的に取得可能な資格から始めることも大切です。

近年の合格率から見た難易度の目安は以下の通りです。

【2級の難易度ランキング(合格しやすい順)】

1.管工事施工管理技士(第一次:約70%、第二次:約80%)
2.建設機械施工管理技士(第一次:約50%、第二次:約70%)
3.電気工事施工管理技士(第一次:約60%、第二次:約70%)
4.建築施工管理技士(第一次:約40%、第二次:約50%)
5.土木施工管理技士(第一次:約70%、第二次:約40%)

ただし、合格率だけで判断するのは危険です。
自分が日常業務で携わっている工事であれば、実務経験が試験勉強に直結するため、合格率以上に有利になります。

また、仕事の繁忙期と試験時期の関係も考慮しましょう。
施工管理の仕事は現場が忙しい時期と比較的余裕がある時期があります。

試験直前に繁忙期が重なると、勉強時間の確保が難しくなるため、年間スケジュールを見ながら受験時期を調整することも戦略の1つです。

▶取得順が見えてきたら、次に気になるのは「その資格で実際にどんな企業に転職でき、年収はどう変わるのか」ではないでしょうか。転職支援サービスでは、あなたの保有資格・実務経験をもとに、応募できる求人の幅や想定年収の見通しを無料で整理できます。資格取得と並行してキャリアの選択肢を把握しておくと、学習のモチベーション維持にもつながります。

未経験者におすすめの施工管理資格取得順【パターン別】

ここからは、具体的な資格取得のパターンを4つご紹介します。

それぞれのパターンには特徴があり、どれが正解ということはありません。
あなたの状況や目標に合わせて、最適なルートを選んでください。

転職先の企業や自分のキャリアビジョンと照らし合わせながら読み進めていきましょう。

こちらの記事では、2級施工管理技士の合格率について詳しく解説しています。

これから2級施工管理技士にチャレンジする方は、事前にチェックしましょう。

施工管理,資格,順番

【王道ルート】2級建築施工管理技士→1級建築施工管理技士

最も多くの人が選ぶのが、建築施工管理技士を軸にしたキャリアパスです。

【このルートをおすすめする理由】

  • 求人数が最も多く、転職市場で有利
  • 住宅からビル建築まで幅広い現場で活躍できる
  • 資格手当や昇給の対象になりやすい
  • 将来的に独立開業もしやすい
建築施工管理技士は、ゼネコン、工務店、リフォーム会社など、多様な企業で重宝される資格です。
特に未経験からスタートする場合、まずは需要が安定している建築を選ぶことで、転職やキャリアチェンジのリスクを最小限に抑えられます。

【インフラ志向】2級土木施工管理技士→1級土木施工管理技士

公共工事やインフラ整備に携わりたい方には、土木施工管理技士がおすすめです。

【このルートをおすすめする理由】

  • 公共工事の入札で有利になる
  • 道路、橋梁、ダムなど社会基盤整備に貢献できる
  • ゼネコンや官公庁関連の仕事が多い
  • 長期的に安定した需要がある

土木工事は建築に比べて工期が長く、1つのプロジェクトに深く関わることができます。
また、公共工事が中心となるため、景気の影響を受けにくく、安定性を重視する方に向いています。


特に地方では道路や河川の整備工事が継続的にあり、土木施工管理技士の需要は高いです。
将来的に地元で働きたいと考えている方にとっても、土木は有力な選択肢となるでしょう。

【専門性重視】管工事・電気工事施工管理技士

設備系のスペシャリストを目指すなら、管工事または電気工事施工管理技士から始めるルートがあります。

【このルートをおすすめする理由】

  • ビルメンテナンス業界でも重宝される
  • 建築施工管理技士との組み合わせで市場価値が上がる
  • 技術的な専門性が高く、独立しやすい
  • 設備工事は建築物がある限り需要が続く

管工事施工管理技士は、空調・給排水・ガス配管など、建物の"命"とも言える設備を扱います。
建築物が完成した後も、メンテナンスや改修工事で継続的に仕事があるのが特徴です。

電気工事施工管理技士は、照明・コンセント・受変電設備など、電気に関わる工事全般を管理します。
太陽光発電やEV充電設備など、新しい技術への対応も求められるため、学び続ける意欲がある方に適しています。

これらの資格は、将来的に建築施工管理技士と組み合わせることで、建物全体を総合的に管理できる人材として高く評価されるでしょう。

【将来性狙い】電気通信工事施工管理技士

2019年に新設された最も新しい資格が、電気通信工事施工管理技士です。

【このルートをおすすめする理由】

  • 5G、データセンターなど今後の需要拡大が見込まれる
  • 資格取得者がまだ少なく、希少価値が高い
  • IT・通信業界との接点が多い
  • 先行者利益を得やすい

通信インフラは今後ますます重要性が増す分野です。
リモートワークの普及、IoTの発展、スマートシティの構築など、通信設備の需要は右肩上がりで増えています。

新しい資格であるため、参考書や過去問が少ないというデメリットはありますが、逆に言えば早期に取得することで「電気通信工事のプロ」として市場で差別化できます。
IT業界からの転職者など、通信技術に興味がある方には特におすすめのルートです。

施工管理の資格を効率よく取得するための戦略

資格取得のルートが決まったら、次は「どうやって効率的に合格するか」が重要になります。

仕事をしながら勉強時間を確保するのは簡単ではありませんが、ここで紹介する戦略を実践すれば、無理なく資格取得を目指せます。
特に未経験から始める方は、企業のサポートをうまく活用することが成功の鍵です。

こちらの記事では、施工管理の働き方について詳しく解説しています。

施工管理,資格,順番

まずは2級の第一次検定合格を目指す理由

未経験から施工管理の資格取得を目指すなら、まずは2級の第一次検定合格を最初の目標にすることをおすすめします。

【2級第一次検定を優先すべき理由】

  • 実務経験なしで受検できる(2024年制度改正のメリット)
  • 合格すれば「技士補」の称号が得られ、履歴書に記載可能
  • 学習のモチベーション維持につながる
  • 転職活動でもアピールポイントになる
  • 第二次検定の基礎知識が身につく

特に「技士補」という称号は、2024年の制度改正で新たに認められたものです。
法的には監理技術者の補佐として現場に配置できるため、企業にとっても価値のある資格となっています。

入社してすぐに第一次検定の勉強を始め、1〜2年以内に合格することで、「資格取得に意欲的な人材」として社内での評価も高まるでしょう。
また、第一次検定の出題範囲を学ぶことで、現場での理解度も深まり、実務と勉強の相乗効果が生まれます。

複数資格を取得する場合の効率的な順番

将来的に複数の施工管理技士資格を取得したいと考えている方もいるでしょう。
その場合、試験範囲が重複する資格を計画的に受験することで、効率的に合格を目指せます。

【試験範囲が重複しやすい資格の組み合わせ】

  • 建築施工管理技士 ⇔ 土木施工管理技士(施工管理法、安全管理の範囲が共通)
  • 電気工事施工管理技士 ⇔ 電気通信工事施工管理技士(電気の基礎知識が共通)
  • 管工事施工管理技士 ⇔ 建築施工管理技士(建築設備の知識が共通)

たとえば、建築施工管理技士2級を取得した後、その知識を活かして土木施工管理技士2級に挑戦すれば、ゼロから勉強するよりも短期間で合格できる可能性が高まります。

また、試験日程も考慮しましょう。
2級の試験は年2回実施される種目もあるため、前期と後期で異なる資格を受験するという戦略も有効です。
年間スケジュールを確認し、無理のない受験計画を立ててください。

企業の資格取得支援制度を最大限活用する

施工管理の仕事を募集している企業の多くは、資格取得を支援する制度を設けています。
転職活動の際には、この支援制度の充実度も企業選びの重要なポイントです。

【一般的な資格取得支援制度の内容】

  • 受験費用の全額または一部補助
  • 通信講座・専門学校の受講費用補助
  • 合格祝い金(2級:5〜10万円、1級:10〜30万円程度)
  • 資格手当の支給(月5,000〜50,000円)
  • 勉強時間確保のための業務調整

特に「勉強時間確保のための業務調整」は、見落としがちですが非常に重要な要素です。
試験前の1〜2ヶ月間、残業を減らしてもらえたり、休日出勤を免除してもらえたりする企業もあります。

入社前の面接で、「資格取得支援はどのようなものがありますか?」と質問することで、企業の本気度を確認できるでしょう。
また、先輩社員がどのくらいの期間で資格を取得しているかを聞くことで、その企業の環境が資格取得に適しているかを判断する材料になります。

施工管理の資格・取得順に関するよくある質問

Q. 施工管理の資格は何から取るのがおすすめですか?

A. 未経験の場合、担当分野(または志望企業が手がける工事)に合った2級の第一次検定から始めるのが基本です。合格すれば「技士補」の称号が得られ、実務経験を積みながら第二次検定・1級へと進めます。

Q. 施工管理技士は全部で何種類ありますか?

A. 建築・土木・電気工事・管工事・造園・建設機械・電気通信工事の7種類で、それぞれに1級・2級があり、合計14資格です。

1級と2級はどちらを先に取るべきですか?

A. 一般的には2級からです。2級で主任技術者の要件を満たして現場経験を積み、必要な実務経験を満たしてから1級で監理技術者を目指す流れが無理がありません。

Q. 未経験でも施工管理の資格は取れますか?

A. 取れます。令和6年度の改正で第一次検定は実務経験なし(2級17歳以上/1級19歳以上)で受検できるようになりました。入社直後から第一次検定に挑戦できます。

Q. 資格がないと施工管理として働けませんか?

A. 資格なしでも働き始めることは可能です。ただし建設業法上の技術者配置に関わるため、長くキャリアを積むなら施工管理技士の取得が有利です。未資格での働き方は別記事で解説しています。

Q. 複数の資格を効率よく取るコツはありますか?

A. 施工管理法・安全管理など試験範囲が重複する種目を続けて受験すると効率的です(例:建築⇔土木、電気工事⇔電気通信)。年2回実施の種目を使い、前期・後期で別資格を狙う戦略も有効です。

まとめ:施工管理の資格取得順は「あなたのキャリアゴール」で決まる

施工管理,資格,順番

施工管理の資格取得順に絶対的な正解はありません。
重要なのは、あなた自身がどんなキャリアを歩みたいのか、5年後・10年後にどうなっていたいのかを明確にすることです。

未経験からスタートする方は、まず2級の第一次検定合格を目標に設定することをおすすめします。
実務経験なしで受験できるこの制度を活用し、早期に「技士補」の称号を得ることで、キャリアの第一歩を踏み出せます。

施工管理技士の資格は一生モノの財産です。
短期的な視点だけでなく、長期的なキャリアプランを描きながら、計画的に取得を進めてください。
資格を取得することで仕事の幅が広がり、より大きなプロジェクトに携われるようになります。

まずは第一歩として、自分に合った資格を見つけるところから始めてみましょう。

施工管理技士に転職するなら!
求人情報を要チェック!

\\求人情報は毎日更新中//

求人検索
する

無料

転職支援
サービス
お申込み