技術士なのに給与昇給なし?発注者支援業務で年収を上げるキャリア戦略
建設業界の最高峰「技術士」を取得したにもかかわらず、給与や待遇が変わらない現実に直面していませんか?その原因は、個人の能力ではなく、資格を活かせない「環境」にある場合がほとんどです。
この記事を読めば、「なぜ昇給しないのか」という根本原因を理解し、「発注者支援業務」への転身を通じて、資格を正当な評価と高収入に変える具体的な戦略を掴むことができます。40代・50代からでも遅くありません。あなたの経験と資格を最大限に輝かせ、年収アップを実現するための「プロの視点」を余すことなくお伝えします。
この記事の元になった動画はこちら!
記事では伝えきれない、技術士試験の勉強方法やキャリア戦略などを、動画でさらに詳しく解説しています。ぜひ、こちらもご覧ください。
技術士を取得したのに評価されないあなたへ
建設業界における最高峰の国家資格、「技術士」。あなたは、多忙な仕事の合間を縫って勉強し、休日を返上して、あの難関試験を突破されたことでしょう。合格した瞬間の喜び、そして「これで人生が変わる」「会社でも評価されるはずだ」という期待感は、言葉では言い表せないものがあったはずです。
しかし、現実には、「資格を取ったのに、給料明細の数字が変わっていない」「名刺に『技術士』と入っただけで、役職も仕事内容もそのまま」「会社からは『おめでとう』の一言で終わってしまった」
このような状況に陥っている方も多いはず。しかし、それは非常にもったいない状況です。残念ながら、会社側に資格を活かす「器」がなければ、それはまさに「宝の持ち腐れ」と言わざるを得ません。本来、技術士は月額数万円の手当や、プロジェクトの統括ポジションに見合う価値がある資格なのですから。
次章より「なぜ技術士資格を取っても給与昇給に繋がらないのか」という根本的な原因を解明し、「あなたの資格を正当に評価し、高待遇で迎えてくれる場所(発注者支援業務など)」を見つけるための
具体的なアクションプランを提案します。
技術士資格がキャリアにもたらすメリットや活用法に関しての詳細は
こちらの記事をご覧ください。
ここからの内容を読み進めることで、以下の未来が見えてくるでしょう。
- あなたの技術士資格が「ただの肩書き」から「高収入を生む武器」に変わります。
- 40代、50代、あるいは60代からでも、経験を活かして輝ける職場が見つかります。
- 「発注者支援業務」という、技術士が最も優遇される働き方のメリットを理解できます。
せっかく手に入れたその強力な武器を、錆びつかせたままにするのはもう終わりにしませんか?プロの視点から、あなたが本来得られるはずの正当な対価を手に入れる方法を、包み隠さずお伝えします。
なぜ昇給しない?「資格活用の器」がない会社の真実
苦労して技術士を取得したのに、なぜ会社は評価してくれないのでしょうか。多くの技術者が抱えるこの悩みの原因は、実はあなた自身の能力不足ではありません。残念ながら、会社側にその資格を活かすための「器」が備わっていないことが最大の理由なのです。
「肩書き止まり」になってしまう構造的欠陥
技術士という資格は、建設技術者の中で最高クラスの国家資格です。本来であれば、高度な技術的判断、第三者への説明責任、そして審査の場において、絶対的な信頼を担保する証明となるはずのものです。
しかし、所属している会社が「技術士の独占業務」や「高度な判断を要する案件」を受注していない場合、どうなるでしょうか。どれほど切れ味の鋭い名刀を持っていても、料理をする場がなければ、それはただの飾りになってしまいます。「昇給なし」「役職なし」という現実は、会社側の評価制度や役職設計、そして何より扱っている案件の質が、あなたの資格レベルに追いついていない証拠なのです。
その会社に「手当」と「敬意」はありますか?
あなたの会社が技術士をどう扱っているかを見極める、最もわかりやすい指標があります。それは、「資格手当」と「受験支援」です。
- 資格手当:技術士を持っているだけで、月に数万円の手当がついているか。
- 受験費用の負担:そもそも会社が、技術士の受験費用や講習費用を負担してくれているか。
もし、これらが存在せず、「名刺の印刷代が変わっただけ」という状態であれば、その会社は技術士の価値を理解していない、あるいは活用する気がないと判断せざるを得ません。逆に、技術士を重宝する会社では、月額数万円単位の手当はもちろん、試験の受験費用負担など、資格取得を全面的にバックアップする体制が整っています。
「うちの会社、手当なんて1円もないな……」
そうため息をついたあなた。それは、あなたが悪いのではなく、環境がマッチしていないだけなのです。場所が変われば、あなたの価値は劇的に変わる可能性があることを知ってください。
発注者支援業務こそが「技術士」の聖域である理由
では、具体的にどのような環境であれば、技術士の資格が「給与昇給」や「待遇改善」に直結するのでしょうか。その答えの一つとして強くおすすめしたいのが、「発注者支援業務」や「建設コンサルタント」の世界です。
発注者支援業務の基礎知識や具体的な仕事内容に関しての詳細は
こちらの記事をご覧ください。
「思考型業務」でこそ輝く専門性
技術士の強みが最大限に発揮されるのは、単なる作業ではありません。以下のような、高度な知見を必要とする「思考型」の業務においてこそ、その真価が問われます。
発注者支援業務
調査・設計
計画の立案や比較検討
基準適合審査
技術提案の評価
これらの業務は、最終的な判断能力や、論理的な説明能力が求められる仕事です。技術士試験で培った論文作成能力や口頭試験での対応力は、まさにこの「説明責任」や「判断」の場面で活きる実務能力そのものなのです。現場の管理業務だけでなく、こうした上流工程に関わることで、あなたの市場価値は飛躍的に向上します。逆に、これら以外の業務ばかりやらされているのであれば、転職を検討するシグナルかもしれません。
国交省案件が「給与アップ」に直結するカラクリ
なぜ、発注者支援業務や建設コンサルタントでは、技術士が優遇されるのでしょうか。
そこには、公共事業特有の「入札条件」という強力なルールが存在します。
特に国土交通省(国交省)やNEXCO、自治体のインフラ案件などでは、入札の条件として「管理技術者や照査技術者として、技術士を配置すること」が必須となっているケースが非常に多いのです。
NEXCOでの発注者支援業務の働き方やメリットに関しての詳細は
こちらの記事をご覧ください。
これはどういうことかと言うと、会社が仕事を受注するためには、
「あなた(技術士)」の名前が絶対に必要だということです。しかも、一度入札であなたの名前を登録して落札した場合、病気などのよほどの事情がない限り、完了まで技術者を変更することはできません。
- 仕事を取るために必須の人材である
- 個人の名前が指定される仕事である
- 代わりが効かない存在である
この状況こそが、技術士の給与が高くなる、あるいは交渉力が強くなる最大の理由です。会社にとって、あなたは単なる社員ではなく、「数億円規模のプロジェクトを受注するための鍵」そのものになるのですから、待遇が良くなるのは必然と言えるでしょう。
40代・50代は「即戦力」:年齢を武器にする転職術
「技術士の価値はわかったけれど、もう40代後半だし、今さら転職なんて……」「50代を過ぎて新しい環境に飛び込むのはリスクが高いのでは?」
そんな不安を感じている方も多いかもしれません。しかし、建設業界、特に技術士の世界において、その常識は当てはまりません。
30代・40代の施工管理技士が転職市場で評価される理由に関しての詳細は
こちらの記事をご覧ください。
経験という名の「熟練度」が評価される世界
建設業界においては、40代、50代はバリバリの現役世代です。むしろ、判断業務やマネジメントが中心となる技術士の仕事においては、この年齢層こそが最も評価されるゾーンだと言っても過言ではありません。
この業界は「剣道」に似ています。体力勝負のスポーツとは異なり、剣道は熟練の達人が若手を圧倒することがあります。それと同じで、建設業界も「過去にどんな工事を経験したか」「どのようなトラブルを解決してきたか」という経験値の蓄積が、そのまま技術力としての評価に繋がるのです。
実際、60代で現役として活躍されている技術士の方も多数いらっしゃいますし、今後ますますその需要は増えていくでしょう。「年齢」を理由に諦める必要は全くありません。むしろ、その年齢で培ってきた経験こそが、次の会社が喉から手が出るほど欲しい「商品」なのです。
失敗しない転職活動の始め方
とはいえ、いきなり退職届を出して路頭に迷うのは避けたいものです。リスクを最小限に抑えつつ、自分の市場価値を確かめるにはどうすればよいでしょうか。
まずは、「カジュアルな登録」から始めることを強くおすすめします。
- 建設コンサルタント会社のホームページからLINE登録をする
- 応募フォームから「話を聞いてみたい」レベルで問い合わせる
例えば、新建設コンサルタントのように、技術士の価値を深く理解している企業では、いきなり面接という堅苦しい形ではなく、まずは情報交換から歓迎してくれるケースも増えています。在職中であっても、「今の自分の経歴で、どれくらいの待遇が見込めるか」「どんな案件に関われるか」を確認するだけであれば、何のリスクもありません。
また、転職回数が極端に多い場合は面接で不利になる可能性もあるため、しっかりと腰を据えて長く働ける会社かどうかを、事前の問い合わせで見極めることが重要です。
まとめ・技術士としての「誇り」を取り戻そう
技術士試験という高い壁を乗り越えたあなたには、それに見合うだけの価値があります。もし今の環境がその価値を認めてくれないのであれば、評価してくれる場所へ移動することは、逃げではなく「適正配置」です。
ここまでの話を振り返りましょう。
- 待遇の不一致:技術士を取っても給与が上がらないのは、会社の「活用の器」が不足しているから。
- 見るべき指標:資格手当の有無や、技術士をプロジェクトの統括として配置しているかを確認する。
- 狙い目の職種:「発注者支援業務」や「建設コンサルタント」など、入札条件で技術士が必須となる仕事を選ぶ。
- 年齢の壁はない:40代〜60代の経験は最大の武器。熟練度が評価される世界である。
国交省の案件に関わり、地図に残る仕事の「要」として活躍する。そして、その責任に見合った高い報酬を得る。それが、技術士としての本来あるべき姿ではないでしょうか。
施工管理経験を活かして年収1000万円を目指す戦略に関しての詳細は
こちらの記事をご覧ください。
あなたが今すぐ取るべきアクションは、
自分自身の市場価値を知ることです。いきなり転職サイトに登録するのが重荷であれば、技術士を大切にする企業のサイトを覗いてみるだけでも大きな一歩です。
例えば、「技術士システム」のような、技術士と企業をマッチングさせるサービスや、講師として経験を活かせる場を提供している会社もあります。これらは、技術士の価値を「報酬」という形できちんと還元してくれる仕組みの一つです。
あなたのその知識と経験を、安売りしないでください。「技術士になってよかった」と心から思える日が必ずやってきます。さあ、新しい名刺ではなく、新しい「評価」を手に入れに行きましょう。
この記事は、YouTube動画をもとに内容をまとめたものです。
今回の内容は動画でも詳しく解説しています!
YouTubeへ
技術士資格を生かせる、発注者支援業務での転職を目指すなら!
求人情報を要チェック!
\\求人情報は毎日更新中//