建設コンサル社長が伝授!キャリアを築くおすすめ資格7選

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2025-10-06

建設コンサル社長が伝授!キャリアを築くおすすめ資格7選
「建設業界に入ったはいいけれど、将来のためにどんな資格を取ればいいんだろう…」 キャリアパスに悩んでいる人、その貴重な時間を無駄にしていませんか? 数ある資格の中から、本当に価値があり、あなたのキャリアを切り拓く「武器」となるものを見極めるのは至難の業です。

この記事では「この順番で取れば間違いない!」と断言できる、おすすめの資格7選を徹底解説します。
単なる資格の羅列ではありません。キャリアの土台作りから専門性を高め、最高峰を目指すまでの具体的なロードマップをお伝えします。

あなたの未来を設計する、最適な資格取得プランがここにあります!

この記事の元になった動画はこちら!

記事では伝えきれない、資格取得のリアルな体験談や学習のコツなどを、 動画でさらに詳しく解説しています。ぜひ、こちらもご覧ください。

なぜ、今あなたに資格が必要なのか?

建設業界という広大なフィールドで、日々の業務に追われながらも、「自分の市場価値を高めたい」「将来はスケールの大きな仕事がしたい」という想いを抱いている方も、多いのではないでしょうか。

その想いを実現するための最も確実で、強力な手段が「資格取得」です。

資格は、あなたが現場で学び、積み上げた知識と経験という無形の財産を、誰の目にも明らかな「形」として証明してくれるものです。それは、打ち合わせの場で交換する名刺一枚の信頼性を高め、より責任のある仕事への扉を開き、そしてあなたのキャリアそのものに大きな影響を与えてくれます。

今回は、キャリアを築く上で「これは絶対に役立つ!」という資格を、理想的な取得の順番と共にご紹介します。

キャリアの土台を築く!まず取得したい「基礎力」の証明

何事も、まずは盤石な土台がなければ始まりません。ここでは、建設業界で働く上での基礎体力を証明し、今後のキャリアの礎となる3つの資格をご紹介します。
建築関連の資格の土台を表すコンクリート

1. 測量士

建設プロジェクトの全ては、正確な測量から始まります。測量士は、その名の通り地形や土地を測量するための国家資格であり、まさに建設業の「基本のキ」と言える資格です。

土木系の学校を卒業された方であれば、指定学科を修了することで「測量士補」の資格は取得できるため、馴染み深いかもしれませんね。

この資格を持つことで、プロジェクト全体の基盤を支える重要な役割を担う技術者であると証明できます。土木・建設業界でキャリアをスタートさせる、まさに第一歩となる資格です。

2. RCCM(シビルコンサルティングマネージャー)

次に目指したいのが、RCCM(Registered Civil Engineering Manager)です。
この資格は、特に「建設コンサルタント」の業務に特化しており、プロジェクトの計画・設計・調査における管理能力を証明するものです。

ここで、よく比較される最高峰資格「技術士」との違いを明確にしておきましょう。
  • RCCM:建設コンサルタント業務に特化。主に企業内での専門性を高め、プロジェクト管理者としての役割を担うことが目的。
  • 技術士:技術分野全般をカバーする国家資格。社会的な信頼性や技術者としての責任が重視され、独立も視野に入る。
RCCMを取得することで、設計や管理分野での専門性が高まり、より高度なプロジェクトに携わるチャンスが格段に増えるでしょう。
これら上位資格と、現場管理の中核を担う施工管理技士との役割の違いの詳細はこちらの記事をご覧ください。

3. コンクリート技士

道路、橋、ダム、トンネル…私たちの生活を支える社会インフラの多くは、コンクリートで造られています。コンクリート技士は、そのコンクリートに関する基礎的な知識を証明する資格です。

この資格の試験の合格率は毎年30%前後と、決して簡単ではありません。カフェや車の中、休日の朝など、隙間時間を見つけては繰り返し問題を解き、解けるようになった問題はリストから消していく。そんなゲーム感覚で知識を身につけるのがおすすめです。

この資格があれば、コンクリート構造物の品質向上に貢献できるスキルを持つ技術者として、土木・建設分野で幅広く活躍できます。ちなみに、さらに上を目指す方には「コンクリート主任技士」という上位資格もありますよ。

専門性を深め、市場価値を高める「応用力」の証明

基礎を固めたら、次はいよいよ専門性を深め、自身の市場価値を飛躍的に高めるステップです。ここでは、より高度で、あなたのキャリアの幅を大きく広げる4つの資格をご紹介します。
建築関連の書籍の上にそびえる資格のエンブレム

1. コンクリート診断士

日本中のインフラが老朽化し、維持管理の重要性が叫ばれる現代において、非常に価値が高まっているのがコンクリート診断士です。

この資格は、コンクリートの劣化を診断し、適切な修復方法を提案する「構造物のお医者さん」のような専門家です。既存の構造物を長く、安全に使い続けるための知識は、これからの時代に不可欠です。

この資格があれば、補修・メンテナンス分野のエキスパートとして、新たなキャリアを切り拓くことができるでしょう。

2. 1級土木施工管理技士

建設業界、特に施工管理の分野でキャリアを考えるなら、避けては通れない最重要資格が、この1級土木施工管理技士です。国土交通大臣認定のこの資格は、土木工事における現場監督や施工管理者としてのスキルを証明するもので、多くの企業で高く評価されています。
1級土木施工管理技士の難易度や、合格に向けた具体的な対策について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

試験はマークシート方式の第一次検定と、記述式の第二次検定に分かれています。特に第二次検定は合格率が30%台と低めで、実務経験に基づいた論理的な文章力が求められます。

勉強のコツは過去5〜10年分の問題を徹底的に分析し、出題テーマの傾向を掴むことです。そして、記述問題はあらかじめ回答の型やキーワードを準備・暗記しておくことで、本番でもスムーズに解答できるようになります。

3. 1級土木技術者

「1級土木施工管理技士と何が違うの?」とよく聞かれるのが、この1級土木技術者です。こちらは公益社団法人土木学会が管理する資格で、施工管理だけでなく、より広いプロジェクトマネジメントの高度なスキルを証明します。

技術士やRCCMを持っていると試験の一部が免除される場合もあるため、技術士に合格した後に挑戦すると、比較的スムーズに合格を目指せるかもしれません。

この資格の保有者は少ないため、他者との差別化を図る上でも、非常に価値のある資格と言えるでしょう。

4. 技術士(建設部門)

最高峰の建築関連の資格を攻略した男性
技術士は、科学技術分野における最高峰の国家資格であり、建設部門における高度な技術力とコンサルティング能力を公に証明するものです。二次試験の合格率は10%前後という非常に難易度の高い試験ですが、その価値は絶大です。

名刺に「技術士」と書かれているだけで、相手の信頼感が増すのです。そして、名刺に資格名を記し、周りから「技術士を取ったんだ」と評価されることで、「本当に合格したんだ」と実感できる。そんな特別な喜びを与えてくれる資格です。

技術士資格が拓くキャリア戦略についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

第4章:未来を見据えて - AI時代に挑戦したい注目資格

技術の進歩は日進月歩です。これからの建設プロフェッショナルは、既存の知識だけでなく、新しい技術トレンドにも対応していく必要があります。

そこで、取っておくと良い資格が「G検定(ジェネラリスト検定)」です。

これは、今話題のAIに関する基本的な仕組みや活用方法を理解するための資格です。
建設業界においても、AI技術の応用はキャリアアップの大きな武器になるはずです。常に学びを追求する姿勢こそが、未来を生き抜く技術者の成長に繋がります。
建築関連でAIを駆使して働く男性

まとめ:資格取得で切り拓く、あなたの未来

今回ご紹介した資格を順番に取得していくことで、土木・建設業界におけるキャリアを体系的に、そして戦略的に築き上げることができます。

資格は、一夜漬けの知識を問うものではありません。日々の業務で培った経験を知識として整理し、それを社会的な価値へと昇華させるプロセスそのものです。その過程で得られるスキルや、同じ目標を持つ仲間とのネットワークは、あなたのキャリアにとって計り知れない財産となるでしょう。

挑戦する意欲を持ち続け、常に学びを追求する姿勢。それこそが、建設プロフェッショナルとして成長し続けるための唯一の道です。

この記事が、あなたのキャリアアップや人生を変えるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません!

この記事は、YouTube動画をもとに内容をまとめたものです。

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